HIV検査は早く受けるメリットがたくさんあります。ウイルスの増加を防いだり免疫力を保つことが可能なんです。それでも専門の検査は苦手だという方にお手軽に自宅で受けられる検査キットのご説明をいたします。

発疹が出たらHIV検査と法律の人権擁護措置

 HIV検査を受け、感染が明らかとなることでなにか社会的に不利なことになるのではないかと心配し、なかなか検査に踏み切れない人もいるようですが、そんなことを考えている場合ではありません。命にかかわる問題です。HIVウィルスに感染したら、ウィルスは日々ヒトの免疫細胞を死滅させていきます。そのスピードは極めて緩く、致命的な状態となるまでは比較的長い期間がある病気です。それでも中には感染から6か月程度で致命的な状態、即ちエイズになる場合もあります。一般的には、そうなるまで5年から15年程度はあるため、HIV感染の可能性に感づいてもなかなか検査を受けない人は多いようです。しかし、治療の開始が早ければ早いほどいいのは明白です。死滅させられる免疫細胞の数がそれだけ少なくて済むわけですから。見慣れない発疹に気づいたりした場合などは、念のためできるだけ早いうちにHIV検査を受けるようにしましょう。
 HIV感染者の人権は守られるように法律も整備されています。1985年に国内で初めてAIDS患者が公式に確認され、1989年に後天性免疫不全症候群の予防に関する法律が施行されました。当初は感染者の大半が薬害エイズ事件の被害者でした。その後1998年に伝染病予防法、性病予防法と統合され、2007年にはさらに結核予防法も統合し、現在は、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律という名称になっています。そこでは感染者にたいする人権尊重や、最小限度の措置の原則が明記されています。感染者を社会から排除するような行為からは、法律で守られているわけです。不当な扱いを受けたら、法的根拠を持って是正させることもできます。世間体よりもまずは自分の命を守るため、HIV検査は一刻も早く受けるべきでしょう。